サラリーマンの副業として転売・せどりはどうなのか

はじめに

私は、サラリーマンをする傍らカメラの転売をした結果、独立したことがあります。
私のように、サラリーマンをやりながら転売・せどりを始めて、転売・せどりの方が儲かりそうだと思って独立するという話は、それほど珍しい訳ではありません。

いきなり「飲食店を始めるんだ」といって設備投資が必要な事業を始めるには、サラリーマンをやりながら始めてるのは無理があります。
しかし、転売であれば、会社から帰ってきてから、仕入や発送のために何時間かあてることにより利益を得るのは、それほど難しいことではありません。

しかし、おこずかい程度で満足する程度なら全然問題がありませんが、それ以上の収入を望む場合には話がちょっと話が違ってきます。

扱う商品によって向き不向きがあります

転売・せどりとは、Amazonやヤフオクなどのプラットフォームで販売されている商品を、お店やネットショップから安い値段で買ってきて、プラットフォームで販売して利益を得ることです。
プラットフォームで販売するには、プラットフォームに手数料を払わなければなりませんので、手数料を払っても利益が出るくらいの値段で商品を買う必要があります。

普通このような商品はなかなか見つかりません。
すぐ見つかったら誰も真面目にサラリーマンなど続けるわけがありません。
私は、転売・せどりのスクールに入ったことがあります。
そこで教わったことは、BOOKOFFの本棚が、自分の家の中の本棚と同じくらい、どこに何があるか分かるようになりなさいということでした。

「そんなの不可能じゃない・・」と私は思ったのですが、先生によると三か月くらいお店に通うと、お店の棚が自宅の本棚のように感じられるそうです。
三か月くらいお店に通うことによって、買えない商品が分かるようになると言います。
買う商品が分かるのではなく、その他大勢の買えない商品が分かるようになるというのです。

要するに、買えない商品は分かっているので、そういった商品はすっ飛ばして、見たことが無い商品が見つかったら、その商品は高値で売れる商品である可能性が高いそうです。
ちょっと聞くと「本当かな・・」と思ってしまう話ですが、このレベルにある人に何人かお会いしたことがあります。

しかし、私は残念ながらこのレベルに達することができませんでした。
このようなせどりがうまくいかない良くある理由に、お店で商品を見ながらスマートフォンをチェックするのは気が引けるといったことがあります。

しかし、私はこれほど繊細な神経は持ち合わせていなかったので、あまり気にしませんでした。
それよりも、私がDVD自体にあまり興味がなかったのが原因ではないかと思っています。
興味の無いものを、会社帰りにずっと調べるというのは正直苦痛で、全く興味のない仕事をする気分と言うのはこんなことをいうのかと思ったものです。
また、基本的に私は出不精で、街中でうろうろしているくらいならば家に帰ってのんびりしたい派だったのも関係していると思います。

カメラではうまくいきました

BOOKOFFのDVDせどりはうまくいきませんでしたが、カメラの転売では稼げるようになりました。
カメラの転売と言っても、ヤフオクで買って、eBayという全世界で販売できるプラットフォームで売るというものでした。

カメラと言っても、今使われているデジタルカメラではなく、私の年齢よりも古いカメラを扱っておりました。
こんなものです。↓

これ重さが3.5kgくらいあります。
こんなカメラで写真を撮ろうという奇特な方が、世界には結構な数いる訳です。
当然、現在はこのようなカメラは生産されていません。
新品は存在しませんし、世界には中古の商品もありません。
しかし日本では、昔買ったカメラを倉庫や納屋に入れて忘れ去られていたようなものを、リサイクルショップが引き取り、ヤフオクで売っていたりするわけです。

結果から言うと、このカメラの輸出はうまくいきました。
うまく言った理由は、カメラを売るにはカメラがきちんと動くがチェックをする必要があるのですが、この機械をガチャガチャすることが、ちょっとおもしろかったというのもあります。
また、ヤフオクだけでも、ある程度の量のカメラを仕入れることができたので、お店に商品を探しに行く必要があまりなかったこともよかったと思います。

最初はコンビニでバイトした方がマシだと思います

たとえ自分が興味を持つことができた商材が見つかっても、始めて3か月くらいは時給換算で言えばコンビニでバイトをした方がいいくらいにしか稼ぐことができません。
この初めの時期は、睡眠時間を削って作業をすることになるのですが、その作業量に比べて結果が出ない時期が続きます。

しかし、この暗黒の時期が過ぎると、銀行預金の残高が段々と増えていくようになります。
最初は在庫を仕入れる必要があり、十分な在庫を確保するためにお金が必要になるため、手持ちのお金が減ることになります。
しかし、累積の利益の金額が、手持ちの在庫の金額を超えるくらいになると、あまり在庫の保有額が増えなくなります。

在庫の金額が多くなればなるほど売上の金額が大きくなるので、商品をたくさん集めようとするのですが、利益にならない値段で商品を仕入れても赤字になります。
このあたりのことを考えながら仕入をしていくと、手持ち在庫の金額がそれほど変わらなくなり、毎月安定して利益がでるようになってきます。

お給料でしかお金を稼いだことが無い人が始めるとはまります

利益が出るようになると、特にお給料でしかお金を稼いだことが無い方は、転売に夢中になると思います。
普通のサラリーマンの方は、多くの方が会社で労働力を提供してお金をもらうしかお金を稼ぐ手段を知りません。
それが、自分の甲斐性で頑張れば頑張るほど利益が出るので、睡眠時間は減るし体力的にはきついですが、満足度はサラリーマンとして会社で過ごすのとは全然違うのです。

また、私の場合は株式投資で儲けた経験があるのですが、株式投資で安定的に期待できる利回りは、資金量にもよると思いますが、20~30%あると結構凄腕な方だと思います。
それが転売の場合、新品の商品を扱う場合は月に10~20%、中古品であれば30~40%の利回りは狙えると思います。

転売は労働集約的なものであり、いろいろな作業をする必要があるので一概には比べられないのですが、利回りだけを考えたら株式投資や不動産投資などをやる理由はないように感じてきます。

小遣いレベルを越えるにはセンスが必要です

しかし、転売を続けていくと体力的にきつくなってくるわけです。
そうなると、利益は多少削ってもいいから、外注さんを雇って単純作業をやってもらおうと考え始めます。
お小遣いレベルを超えて事業として転売を行うには、人に作業を頼むということは避けて通れないところです。

しかし、大きな会社で働いていると、「お金を払って仕事をお願いしているのだから、普通にこれくらいのことはやってもらえるのでは・・」と思うレベルが、単純作業に仕事を応募してくるような方達には当てはまらないことが実感することがよくあります。
例えば、発送をお願いするとして、間違った住所に商品を送ってしまったり、注文とは違う商品を送ってしまったりなど普通にあるわけです。

こんなことは自分で発送をする場合は間違ってもありません。
海外に商品を間違って発送した場合には、お客さんのクレームに対応する必要もあるし、アメリカに3.5kgくらいのカメラを送って取り戻すとしたら、往復で14,000円も吹っ飛ぶ訳ですから。

要するに、適当にやってお金だけもらう感覚の人達を雇ってしまうリスクは、当たり前のこととして覚悟して、複数の人に少しづつ仕事をお願いしながらいい人を探していくことが必要になるわけです。

また、転売そのものは常に競争にさらされています。
プラットフォームで商品を販売する場合、サイトを見れば誰がどのような商品を売っているのか普通に分かってしまいます。
仮にある出品者が扱っている同じ商品をまるごと仕入れることができるならば、真似した人は同じように稼げてしまう訳です。
しかし、真似された方は売上が下がるわけです。

このように、他人が作った商品を扱うことによるリスクを避けるために、いかに真似されないようにするか、いかに取扱商品を増やすかといった努力をいつもする必要があるわけです。

まとめ

私は、結局人を雇うというところに失敗してカメラの転売から足を洗ってしまいました。
また、自分の力でお金を稼げるというところは魅力的なのですが、転売は他人の作った商品を右から左に流すといったことなので、やっていくうちに何だか満足度が下がってくるのを感じました。

転売は小遣い稼ぎレベルを超えようとすると、普通の事業をするのとあまり変わらなくなります。
サラリーマンが転売をするんだったら、小遣い稼ぎレベルで押さえながら続けるのがいいように感じます。

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