税務署とはどんなところか・・・この記事を読むと税務署の印象が全く変わってしまうでしょう

はじめに

この話は今から20年以上前の話です。
今の税務署は、このようなことが起きる職場ではないかもしれません。
しかし、いまだにこのようなことが起きている確率もかなり高いと思います。
転職を繰り返して、いろいろな職場を見てきましたが、税務署ほど変な職場はありませんでした。

税務署で働き始める

大学を卒業後、税務署で働き始めました。
バブルがはじけた頃でなかなか内定がもらえない時期でした。
国税専門官試験という試験を卒業記念的に受験して、たまたま受かってようやく仕事にありつけたといったのが本音です。

いまでは流石にないと思いますが、当時の税務署ではフロワーで一番年下の職員は、朝30分早く来るように言われていました。
今で言うサービス残業なわけですが、この30分でフロワー全体の机拭きと灰皿の清掃をさせられました。

他の職場に勤めた経験があれば「なぜこんなことを・・・」と思うかもしれません。
しかし、職場の誰一人も疑問に思うこともなくこの机拭きを要求されるため「こんなものなのかなあ・・・」と納得し、後輩が入ってくるまで我慢するわけです。

変人との遭遇

配属初日に早速机拭きを始めていると、「ちんたらやっているんじゃねえよ」という声が聞こえました。
見ると、30前後のちょっと経験を積んだ先輩が座っている席に頭が白い50くらいの太ったチビの男がいました。
私は「まともに出世ができなくて、ルーキーに八つ当たりをしているのだ」と思いました。
ドラマの中ではなく、現実世界でこのような人物がいることに「世の中生きるのは大変だ」と変に感動しました。

大いなる勘違いが発覚

それから2週間後くらいに、仮の席から調査部門に移りました。
隣に座っている30前後の先輩と少し話していると、私が50くらいと思っていた例の変な奴は、この先輩と同期だということが分かりました。
要するに例の変な奴は30くらいだったわけです。

かわいい同僚

私が税務署に配属になった時、一緒に配属になった女の子がいました。
とてもかわいく、しっかりした女の子で、私はこの女の子といつも比較されながら「お前もっとしっかりしろ」と叱られておりました。

というのは、税務署に入る試験は二種類あって、一つは私が受験した国税専門官試験というもので、こちらは大学生が受験します。こちらの試験に受かった人は、3か月の基礎研修を受けて税務署に配属されます。こちらの人を税務署では「専科」と言っていました。

もう一つは、高校生が受験する試験で、こちらに合格した高校生は一年間研修を受けて税務署に配属されます。こちらの人を税務署では「普通科」と言っていました。

何が言いたいかというと、専科の方が普通科の人よりも年上でお給料も少し高い訳です。
それにもかかわらず、やっている仕事は同じで、普通科の方が大学生というぬるい環境を経験していないだけ大人っぽい、しっかりとした人間になるわけです。
そんなところに、私のような人間が周りに気を遣わずにのんびりしていると「しっかりしろ」とお叱りを受けることになるわけです。

事件の発生

私は難を逃れましたが、この一緒に配属になった女の子は運悪く、例の50くらいに見える頭が薄い変な奴と同じ部門に配属になってしまいました。
私の経験上、外見が変な奴が性格も変であるというのは結構な確率で当てはまる事実で、この変な奴はかわいい女の子が好きなんですね。そして行動に移していくわけです。

この変な奴は若くてかわいい女性職員をみるとプレゼント攻撃を始めるわけです。
しかし、プレゼントを押し付けられる女性職員の側としては、はっきり言ってキモイわけです。
一緒に配属になった女の子も、最初は「まあ、すみません」といいながら受け取って大人の対応をしていました。
しかし、さすがに何度も繰り返されると「もうこういうことはしないでください」と断るようになるわけです。

普通こういうことを言われるとやめるものですが、この変な奴は凝りもせずにプレゼント攻撃を続けるわけです。
堪忍袋の緒が切れたこの女の子は、「ダストシュート」と叫びながら近くにあったごみ箱に向かって、受け取ったプレゼントを投げ込みました。ちゃんちゃん。

まとめ

私が税務署にいた当時は「セクハラ」という言葉はあったけれど、あまり真剣に捉える人は少なかったと思います。
一年前まで高校生だった女の子に対して30代の先輩職員が下ネタ発言を連発して、その女の子が耳まで真っ赤にさせるということはよくあることでした。
しかし、税務署に来て一年が経過する頃、お化粧をばっちりきめるようになったその女の子が、例の30代の先輩職員に逆に下ネタ攻撃を仕返して、先輩職員の方が「なんてこと言うんだ」と顔を赤くするようなこともありました。

このようなことは、もう昔のことだという風になっていてほしいと思う反面、まだまだ続いていると疑ってしまいます。
それというのは、税務署では定年以外で職場を辞める人がほとんどおらず、入ってくるのが新入職員だけなため、先輩後輩の体育会系の雰囲気が残っている職場で、何も変化しないでも存続ができてしまいそうな職場だったためです。
税務署の同期とは、もう十年以上会っていませんが、たまには飲みに行って今の税務署の様子を聞いてみたいです。

コメント