経理マンのプログラミングスクール体験記No.2・・MENTA

はじめに

私がMENTAというサービスに出会ったのは、私が会計システムのWebサービスをリリースする直前でした。
Webサービスの開発を始めて2年くらいたっていたので、このまま本番稼働させて大丈夫かなど考えている余裕などありませんでした。
しかし、転ばぬ先の杖と言っては何だけど、プロの方に私が作ったシステムを一度見せて、私の作ったシステムが問題ないレベルに収まっているか確認したかったのです。

私がMENTAを利用したのはもう二年くらい前になりますが、プログラム初心者の方に教えますといった方が多かったと思います。
別にプログラミングの基礎を学びたかったわけではなかったので、アイコンとタイトルをかなり流し読みしていったのですが、この方だったら対応してもらえるかも・・と思えた方にメッセージを送ってみました。

Ruby on Railsの経験が長く、Amazon Web Serviceのことなら相談にのれるけれど、私が使おうとしているHerokuについては触る程度しか経験が無いということでした。
あまりHerokuについて聞くことはなかったし、私が知りたい主な点はWebサービスを運用するのに私が作ったプログラムで困らないかの最終確認だったのでお願いすることにしました。
時期は年末だったのですが、忙しい方らしく土曜日の朝に時間をもらって、恵比寿のWIFIが使える喫茶店で会うことになりました。

料金は2時間で8,000円でした。

約束の時間に来ないんですが・・・

約束の時間の10分前に到着して喫茶店の前で待っていたのですが、約束の時間を5分ほど過ぎてもメンターの方が来ている気配がありません。
長髪でパーマで眼鏡をかけているという姿だというので見逃しているとは思えませんでした。

そこで、もしかしたら連絡が入っているかも・・と思い携帯を見てみると、約束の時間ちょうどくらいに恵比寿の駅に着きましたといったメッセージが入っていました。
個人の方がメンターをやっているので、こんなこともあるんだなあと思いましたが、年末の寒い時期でちょっとまいったなあと思いました。

早速プログラムを見てもらいました

10分くらい遅れましたが無事メンターの方がやってきて、飲み物を頼んだ後パソコンを開いてプログラムを見てもらいました。
私が作ったシステムがどんなシステムかを説明した後、プログラムを見てもらったのですが、全体的に「まあ大丈夫では」といったお話しでした。

私としては、結構ダメ出しがあるかな・・とか、ダメと言われてもこれからシステムを修正するのはキツイなあ・・とか思っていたのですが、一応お墨付きをもらえて一安心でした。
今考えれば、かなり経験を積んでいる方であっても、2時間という限られた時間の中で、結構な規模のシステムのプログラムを見せられて、あれこれアドバイスはできないだろうな、とは思います。
こちらも、2時間でそこまで期待できないのは重々承知していたので、8,000円である程度安心できたことは良かったと思っています。

あと意外だったのが、私が作ったシステムを仮にメンターの方が作るとしたら6ヶ月くらいかかると言われたことです。
TechAcademyの「頑張れば一か月、普通で二か月くらい」という見積もりは「これは何だ」というレベルでしたが、専門家が作るとしてもこれくらいかかってしまうシステムだったんだなあと思いました。

Webサービスの運用についていろいろ質問してみました。

そんな訳で、プログラムの話よりも運用の話で時間を使わせてもらいました。
私が一番聞きたかったのは、システムが動かなくなった時に相談できる人を確保する方法でした。
自分で一応いろいろネット検索をして、株式会社オイアクスという会社が1時間ごとの請求で相談にのってもらえることは調べておりました。
しかし、スポットで対応してもらえなかったらどうしようと相談してみたところ、株式会社オイアクスによその会社を紹介してもらえばというアドバイスをもらいました。
会社がよその会社を紹介するというのは、紹介先に貸しを作ることになるので、紹介を頼むのはそんなに難しい話ではないといった話でした。

念を押されたのがデータベースのバックアップをとることでした。
データが飛んでしまうと、本当ににっちもさっちもいかないようです。
Herokuだと簡単にデータベースのバックアップが取れるのでこれは大丈夫そうでした。

あと気になっていたのがログをどの程度とるのかといったことでした。
ログの管理はpapertrailというサービスを使おうかなと思っていたのですが、ログを管理する量で料金が変わってきます。
WARN(警告)以上しかログを管理しないとなるとお金はかからないと思いますが、ログを見ても量が少なすぎてほとんど意味が無い状態になります。
しかし、DEBUG(デバッグ情報)まで残すとなると、かなり結構な量のログを管理する必要があり、お金がかかることになります。
このことについてメンターの方に聞いてみると、やっぱり正解は無いみたいです。
しかし、システム担当者としてはログは残せるものならできるだけ多く残しておきたいもののようです。

最後に

私は結局Webサービスでお金を稼ぐことができなかったので、このメンターの方にいろいろ聞いた経験は役に立つことはありませんでした。
しかし、このMENTAというサービスが無ければ、経験豊富なエンジニアの方にWebサービスの運用について、いろいろお話を聞ける機会を作ることができなかったと思います。

メンタリングが終わり、駅に帰る道すがらメンターの方が携わっているSaas事業についてお話を聞きました。
私のWebサービスは月額8,000円くらいから提供するつもりですと話すと、メンターの方が勤めている会社ではSaasのサービスを月額500,000円で提供しているそうです。
そのようなサービスを提供するには、かなりの資金が必要なんだろうと思いましたが、必要な資金は起業の経験が豊富な代表の方が集めてくるそうです。

経理マンが採用面接でこんな質問をされて困りましたの記事の中で「このビルはいくらで買えると思いますか」と聞かれた会社のことを書きました。
この会社の代表の方との面接については、いろいろ思い出深いことがあるのですが、その中の一つに私がWebサービス事業を失敗した理由が何かを聞かれたことがあります。
私は普通に「お客さんを集められませんでした。」と答えたのですが、この代表の方が言うには「それは違う」というのです。
「じゃあ何なんだろう・・・」と思っていると、「それはあなたがお金を集められなかったからだ」というのです。

何だか身も蓋もない答えですが、その代表の方がいうには「100億円の資金があれば100億円の売上を上げるのは簡単」なのだそうです。
そして、今流行っている事業の中でもSaasという事業は、売上高の何倍というような基準で株式の時価総額が決まるそうです。
普通はPERといって年間利益の何倍で株価は評価されるところ、Saas事業を行っている会社の株式だけは売上高の何倍で評価されるため、Saas事業を行っているというだけで出資が簡単に集まるとおっしゃっていました。

何だか工夫もへったくれも無い、こういう考え方がいいのか悪いのか考えてしまうような話ですが、お金がたくさんあるところにお金が集まるというのは本当の話のようです。

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