経理マンが弁護士よりブログ記事の削除依頼を受けました。

はじめに

今は該当の記事を削除しましたが、以前転売スクールの体験記の番外編として、転売スクールに申し込むつもりになったけれど、訳あって申し込み直前に参加を見合わせたものの記事を書きました。

私のブログは、まだ初めて数ヶ月であり、記事数もそれほどなく、正直なところあまりアクセスがあるブログではありません。
一応「お問い合わせ」フォームを設置しておきましたが、記事も読まれないのに「お問い合わせ」があるとは思えず、あまりメールをチェックすることもありませんでした。

そんな中、久しぶりに普段ほったらかしにしてあったGmailを全部チェックする必要が生じ、このブログの「お問い合わせ」の送信先のメールをチェックした時に、見慣れぬメールを発見してびっくりしました。
題名が「削除依頼」となっているもので、メールを開けてみると何と弁護士を名乗る方からのメールでした。

記事の内容のあらまし

該当の記事を読んで覚えている方はともかく、記事の内容について分からないと、この先のお話を理解するのが難しいと思いますので、ここで概略を説明します。(固有名詞を出すとトラブルになるようなので記載しない形で書きます。)

物販について調べていた時に「起業で一番やっちゃダメなこと」というタイトルのWeb漫画の形で提供されていたものを読んだことがきっかけで〇〇さんのことを知りました。

漫画を読んでいる時に【〇〇〇〇:物販パートナー】無料相談会なるものをやっているのが分かり、お台場まで行ってお話を聞いてみることにしました。

お会いしたのは〇〇さんの元生徒さんのような方でしたが、漫画の中で説明されていた「値段の分からない品物を、欲しい人の目の前に置く」ということについて聞いてみました。

その方から、DVDや家電などはバーコードや型番などがあるため、一時的には国内と海外で価格差があっても、価格差があることなど簡単に調べることができるので、すぐ利益がとれなくなってしまう。
しかし、アパレルなどバーコードや型番がない品物で売れているものを調べて、それとよく似た商品を消費者の目の前に置けば「値段の分からない品物を、欲しい人の目の前に置く」状態になるとお話ししていただきました。

相談会の最後に、このような内容の物販のコンサルをやっているのでよろしければ詳細を送りますといわれたので、この物販に興味を持った私は送ってもらうことにしました。

送られてきた資料を見てコンサルを受ける気になってしまった私ですが、最後に念のためインターネットで〇〇さんの名前で検索をかけてみました。すると、悪いうわさがこれでもかと出てきました。
結果の出ないどころか、コンサルもまともに受けられない、質問も返ってこない、挙句の果てには、集団訴訟まで起こされているといった話がネットに転がっていていました。

というような記事でした。

この記事のアクセス状況

はじめにのところでも書きましたが、このブログはあまりアクセスがあるブログではなく、他の記事と同様、この記事もそれほど読んでいただけるとは思ってはいませんでした。
しかし、段々と一日に一回か二回くらいこの記事にアクセスがあるようになり、これは何なんだろうと思っていました。

そこで、ワードプレスの管理画面を見てみると、「情報商材暴露返金請求掲示板」というサイトからこの記事にアクセスされているのを見つけました。
このサイトの〇〇さんのことを書いている所に「こんな記事発見しました。」というようなコメントと私の記事のURLを貼ったものが掲載されていました。

こんな状態が1~2ケ月続いた時にGoogleConsoleの検索パフォーマンスを見てみると、「〇〇〇〇」というキーワードで何度かGoogle検索されているのを発見しました。
そこで「〇〇〇〇」で検索をかけてみると、何とこの記事が検索のトップページに表示されていました。

私の記事は、普通はキーワード検索をかけてページをスクロールしていっても、表示されないため仕方がないから探すのをあきらめるといったことがほとんどなのですが、こんなこともあるのかとびっくりしました。

こんな内容の削除依頼でした

削除依頼のメールの文面は、
「1 削除請求の対象記事」
「2 掲載されている情報」
に続いて以下の文面でした。
(この二つを載せてしまうと、記事を削除した意味がなくなるので掲載はしません。)

本名を使ってインターネットで商売をされている方の場合、ご自分の公式サイトと同じページにこの手の記事が表示されるということは、商売に差しさわりがあることだとは容易に想像できます。
しかし、ネット上では〇〇さんを訴えてやると言う方が結構いらっしゃる中で、逆に弁護士を使ってご自分に不都合な記事をネット上から削除させているということにびっくりしました。

また、私は〇〇さんのコンサルティングに何十万と払うつもりになった後に、〇〇さんのコンサルティングの悪いうわさを知ってどう感じたかを率直に書いただけだったのですが、これが削除依頼を受けなければならない記事なのかと疑問に思いました。

「詐欺によって逮捕された等の事実は存在」しないということが、〇〇さんが詐欺を行っていないという理由に書かれています。
しかし、詐欺罪は犯人が騙す意思があったことを、訴える人間が立証しなければならないため、かなり立件するのにハードルが高い犯罪だと思います。
この罪で逮捕されたことがない=人を騙したことが無い、というのはどうかなと思いました。

私はお金を払う前に気付いてたので実害を受けた訳ではありません。
あくまでネット上の情報を読んで、自分の感じたことを書いただけなので、確かに具体的な根拠が無いと言われたらその通りだと思います。
しかし、世の中にはあることないこと、でっちあげで書いた記事を載せてお金を稼いでいる雑誌社や新聞社など五万とある中で、このくらいの記事が法律にひっかかると言われて「これ本当のことかな」と思ってしまったのです。

「名誉権」の侵害とはなんだろう・・・

そこで、このメールに書かれてある「名誉権」の侵害について調べてみようと思いました。
「名誉権 侵害」のキーワードでググっただけなのですが、分かりやすく説明をされているサイトがすぐ見つかりました。(こちらです)

名誉権の侵害には、まず「社会的評価の低下」があるのかを見るとのことです。
私の記事はどの程度かは分かりませんが、確かに〇〇さんの社会的評価の低下を下げることにはなりそうです。

次に考えるのが、私の記事が「事実摘示」なのか「意見論評」なのかを判断することになります。
私は弁護士さんのメールで指摘している箇所は「意見論評」に当たると思っています。
私の記事は、基本的に自分が体験したことと、その時どう思ったかで構成されています。
体験したことを書いた部分ならば「事実摘示」になると思いますが、その時どう思ったのかは「意見論評」になると思います。
しかし、弁護士さんのメールは、私が勝手に事実を作っているとして「事実摘示」であると書いてありました。

最後に「違法性阻却(いほうせいそきゃく)事由」にあたるかどうかを判断するようです。
「違法性阻却」とは何ぞや、という感じですが、こちらのサイトによると「違法と推定される行為について、特別の事情があるために違法性がないとすること。」という意味らしいです。
これも「事実摘示」なのか「意見論評」なのかで違うようです。

削除請求の場合には、
「事実摘示」の違法性阻却事由は「摘示された事実の重要な部分が真実であ」ること
「意見論評」の違法性阻却事由は「当該意見ないし論評の前提としている事実が重要な部分について真実である」こと、および「人身攻撃に及ぶなど意見ないし論評としての域を逸脱したものでない」ことのようです。

私の記事が「意見論評」であるとすれば、違法性阻却事由にあたると思いますが、弁護士さんの主張は私の記事は「事実摘示」にあたると主張して、これに該当しないと言いたいらしいです。
しかし、この弁護士さんはメールの最後に「違法性が認められないことが明らかです。」とか書いてしまっています。
これだと、私の記事が問題ないと言っていると思うのですが、この弁護士さん、大丈夫かなあ・・。

削除依頼のメールを読んで結局どうしたのか・・・

いろいろ思うところはありましたが、冒頭で書いた通り、この削除依頼メールを読んで該当の記事は削除しました。

このブログを書いている理由は、私が経験して感じたことを多くの方に読んでいただいて「こんなこともあるんだあ。」とか「俺も同じことをやったことあるなあ。」みたいなことを感じて喜んでもらうことを目的に書いております。

このブログの大半は、私が経験してきた失敗談となっております。
他人の失敗は蜜の味とは言いますが、変なコンサルティングにもう少しで関わってしまったというのも私にとっては失敗談で、読んだ方が同じ失敗を避けたり、バカな失敗をしたのが自分だけではないんだということを知って安心してもらったりすることが目的です。

別に特定の誰かを非難するのが目的ではありませんし、不利益を与えたい理由もありません。
以前ヤフーニュースで、堀江さんがマスクをするしないでお店の方ともめたといった記事を読みました。
堀江さんもお店の方も両者言い分はあると思いますが、結果として堀江さんの投稿でこのお店の方とご家族の人生が変わってしまったような内容でした。
私は自分が書いた記事で、他の方の生活を変えるような影響を与えることは望んでいません。

まとめ

今回の件で、タイトルに個人名を入れるのは避けた方がいいなと思いました。

インターネットを使って、個人のブランドで商売されている方の名前をタイトルに入れてしまうと、大したアクセス数でもないのにもかかわらず、その方のオフィシャルページのすぐ下に、思ったより簡単に私の書いた記事が掲載されてしまうこともあるのを知りました。
それも、「このサービスよかったです。」とほめるような記事は検索圏外に沈んでいることが多いのに、「この人ちょっと・・」と思ったような記事は自分が想像するより上位に掲載される傾向があるようなのが困りものです。

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