「貸借対照表」と「損益計算書」の見方



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「貸借対照表」と「損益計算書」の見方

「貸借対照表」と「損益計算書」の見方
『株式投資』をするのに企業の財務分析は必要です!
でも、そんなに難しい話ではアリマセンv( ^_^ ) 全く見たことの無い人や聞いたことの無い人だって嫌がることはありません。

ここでは、そんなチョット抵抗を持っている投資家さんのために現役「経理マン」がやさしく(笑)解説します。


≪ 貸借対照表(B/S) ≫
◇◇ 一定時点における企業の財政状態の一覧表 ◇◇
別名を「Balance sheet (B/S)」と呼びます。 企業の「資産」と「負債」「資本」を対照表示することによって、企業の財政状態が明らかになっている報告書のこと。資金の調達源泉と、資金の用途が記されています♪


借方 貸方
流動資産


固定資産


繰延資産
流動負債

固定負債
資本金

法定準備金

剰余金


【借方】   調達した資金を、どのようなものに投じたのかを表す
【貸方】   企業がどのようにして資金を調達したのかを表す
【流動資産】 現金預金や売掛金のように短期間で回収できる資産
【固定資産】 会社が長期的に保有する資産
【繰延資産】 効果が将来にもわたって及ぶと考えられている資産
【流動負債】 1年以内に返済しなければならない借金(負債)
【固定負債】 営業の取引以外から発生した債務で、返済期間が1年を超えるもの
【資本金】  株主からの出資金で、株主に配当することは許されないもの
【法定準備金】法律で積み立てることが義務づけられている準備金のこと
【剰余金】  純資産額から資本金及び法定準備金を引いた残高

《ポイント》
『貸借対照表』の中身はこのようになっていますが、簡単に言えば「家計簿」のようなものです。企業は当然規模が大きいので上のように細かく分かれていますが、仕組みとしては「家計簿」と同じです。

ここで注意しておいてほしい事は、【資本】は返さなくても良いお金ですが、【負債】は返さなければならないお金です。 この【流動・固定負債】が非常に多い体質の企業は、ギリギリの資金繰りをしているかもしれません。

つまり、いきなりバタッ  となる危険性を秘めているのです。
このような、返す必要のある【負債】に対して、【資本】は返さなくても良いお金という理由から「自己資本」などと呼ばれたり、「株主」の持ち分ということから「株主資本」とも呼ばれます。 この資本部分の比率(株主資本比率)が大きい企業は借金が少なくて、一般的に安定した経営を行っていると言えるのです(^∀^)♪


≪ 損益計算書(P/L) ≫
◇◇ 会計期間における経営の成績で収益と費用・損益をまとめたもの ◇◇
別名を「Profit and loss statement (P/L)」と呼びます。

一定期間における企業活動で、「収入」と「支出」を対応表示することによって、当該期間にかかる企業の経営成績を明らかにする報告書のこと。

T 売上高 50,000
U 売上原価
(1)期首商品棚卸高   2,000
(2)当期商品仕入高   22,000
合計 24,000
(3)期末商品棚卸高     4,000     20,000
売上総利益 30,000
V 販売費及び一般管理費    5,000
営業利益 25,000
W 営業外収益 3,000
X 営業外費用    2,000
経常利益 26,000
Y 特別利益 400
Z 特別損失     600
税引前当期純利益 25,800
法人税、住民税及び事業税    12,900
当期純利益 12,900
前期繰越利益 500
任意積立金取崩額     100
当期未処分利益    13,500


【売上高】
商品の販売やサービスの提供代金の総額
【売上原価】
売上高の中で、商品の仕入や製品の製造にかかった費用
【売上総利益】
売上高から売上原価を差し引いた利益部分のことをいう。粗利益(荒利益)とも呼ばれます
【販売費】
売上を上げるのに要したコストのこと。広告宣伝費など
【一般管理費】
業務を成り立たせるために必要な通信費、家賃、水道光熱費、、給料など、企業全般にわたる経費
【営業利益】
会社の本業である主な営業取引によって得た儲けのこと。営業利益=売上粗利益-販売管理費
【営業外収益】
本業以外の、いわば副業で得た収益のこと
【営業外費用】
会社の本来の営業活動以外で発生した費用のこと。支払利息や支払割引料、有価証券売却損など
【経常利益】
利息の受取・支払や有価証券の売買など、本業以外の損益も含めた日常的な経営活動による利益
【特別利益】
その期だけ臨時的に発生した利益で、固定資産売却益、保険収入(差益)等
【特別損失】
その期だけ臨時的に発生した損失で、固定資産売却損など【税引前当期利益】 経常利益に特別利益を加え、特別損失を引いたもの。
【当期純利益】
税引前当期利益から、税額を差し引いたもの。その期における、会社の最終利益。純利益


《ポイント》
『損益計算書』は【売上高】から項目順にかかった費用を差し引くことで各利益を算出します。 注目する利益は【営業利益】です。

【営業利益】は本業での営業活動で得た利益を表す項目。
例えば、【当期純利益】では黒字なのに、【営業利益】では赤字という『損益計算書』を見ることがあります。 これは、本業での営業では赤字経営なのに【営業外の収益】でなんとか黒字にしているということも言えるのです。

つまり、「副業」での利益はいつ無くなるかもしれませんし、「本業」の営業段階でさらに赤字になってしまったら、その企業は ・・・・ という事も考えなければいけません ヾ(。 ̄□ ̄)ツ!!

もちろん、【営業利益】のみを注目すれば良いというコトではありませんが、当然【当期純利益】やその段階までの【特別利益・損失】を注視していかなければなりません。


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